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雑感・備忘録・たまに偉そうなことをいう

メモ:読みたい本リスト①

年に数回ほど無性に本を読みたくなる時がある。今がそのときのようだ。

手帳にメモしておこうかしら、Amazonの欲しい物リストに登録しようかしら、EvernoteかSlackにメモしておこうかしら、と思い悩んだが、ブログを長らく更新していなかったこともあり、はてブに残すことにした。

では、さしてブログの導入部を厚くする必要もなかろう、ということで読みたい本を列挙するとしよう。タイトルやリンクだけだと、将来、このブログを読み返したときに、はてなんでこの本読みたかったんだっけ?とならぬよう、なぜこの本を読みたいのか、という理由も簡単に添えておくこととする。

 

 

日本残酷物語物語

鬼滅の刃」を全巻読んだのだが、そりゃ映画はPG12指定(12歳未満の子どもは親または保護者の指導のもと視聴すること)になるよね、と思えるほどの残酷描写に驚きつつ、漫画から醸し出される大正という時代の暗い側面に興味をひかれた。 

そんなときに、この記事を見てしまいこの本がリストに加わることに。

note.com

 

 日本残酷物語2 (平凡社ライブラリー)

日本残酷物語3 (平凡社ライブラリー)

日本残酷物語4 (平凡社ライブラリー)

日本残酷物語5 (平凡社ライブラリー)

②『日本残酷物語』を読む

理由は上に同じ。『日本残酷物語』5集をまとめた書籍という位置づけだと思われる。

 

新書774『日本残酷物語』を読む (平凡社新書)

新書774『日本残酷物語』を読む (平凡社新書)

  • 作者:畑中 章宏
  • 発売日: 2015/05/15
  • メディア: 新書
 

 

ちなみに、日本残酷物語で検索していたときに、発見したこのブログを見て、村岡伊平治(自伝が出版されていたが、今で絶版の模様)という人物と明治初期の日本と海外との関係にも興味をもった。

 

dai.hateblo.jp

銀河英雄伝説

知っている人は知っている、和製スペースオペラの代表格。おそらく小中学生の頃からなんとなく耳にはしていたと思うが、食指を向くことはついぞなかった。しかし、ネットサーフィンで、時折、銀河英雄伝説に登場する人物の名言が目につくことがあったのだが、それがきっかけで、やっぱりこの名作は一度読んでおいたほうが良い、と思いリストに加えた次第。 

 

twitter.com

 

銀河英雄伝説全15巻BOXセット (創元SF文庫)

銀河英雄伝説全15巻BOXセット (創元SF文庫)

  • 作者:田中芳樹
  • 発売日: 2017/10/12
  • メディア: 文庫
 

 

 

ロッキード 真山仁

 真山仁さんは、ハゲタカで知ることに。以来、出版された書籍はだいたい読んでいる。今回出版されたこの本、まず見た目がビビる。かなり厚くしかも重い。防御で使う分には良いかもしれないが、この現代社会において攻撃で使うのはおすすめできない。取り返しがつかなくなる可能性が大だ。

という冗談はさておき、ロッキード事件という表記は、テレビや雑誌で幾度となく取り上げられている疑獄事件だ。が、よく耳目にする割には、内容をちゃんと理解している人は少ないのでは?とりあえず、田中角栄さんが賄賂でももらったんでしょ、程度の理解だろう。少なくとも自分はそんなレベルだと自認している。歴史的な事件であることは間違いないので、この機会(真山仁さんが手掛けた本が出版された)に読んでおこうと思う。

 

ロッキード (文春e-book)

ロッキード (文春e-book)

 

 

⑤サピエンス全史上下

数年前に買ったのに、さっぱり読み進んでいないシリーズのひとつ。上巻をパラパラと読んでいた程度だが、何も記憶に残っていないので読み直すことにしようかしら、と。

 

  

 

⑥ホモデウス上下

上に同じ。

 

  

 

誰もが見てわかるモノを持っている奴が結局強い、という話

百聞は一見にしかず、とは言ったもので、誰かに聞くよりも見たほうが早いというのはよくある話です。


また、人は目で見たものを、目で見て確認できるものを信用する傾向があります。伝聞よりも視覚的に確認できるモノの方が、安心できるし、納得度も高くなる。それは、誰もが無意識的にもそう感じているはずです。

 

よく、TwitterFacebookなどのSNSで、人生の教訓や真理をイラストにしたものを、よく目にすることと思います。英語が苦手な人も、そのイラストが何を語っているのかは見ればたいていのことが理解できるはずです。

  

人は、さっと理解できないことにストレスや不快感を覚えます。123×17や127÷13といった計算は、見た目からすでにめんどくさいものですから。逆に、120×10だとか、150×20だとかは、暗算が不得意な人でもあっという間に計算が終えられるはずです(よね?)。見た目ですでに、計算がラクそうだとも思えるはずです。


視覚的に訴えると、コミュニケーションスピートは早くなります。視覚的に訴求できれば、ひと目で価値が伝われば、ぱっと見でなるほどを思わせられれば、それだけで横並びの状況から一歩先んじることができるということです。

 


では、ビジネスの場面ではどうなのでしょうか。

 

最近、ああ、やっぱりそうだよな、と思う出来事があったのでご紹介します。2つの会社が、とある案件の獲得で競合していました。案件は、仮にデータ分析としておきましょう。


1社は、データ分析のパッケージというか、ソリューションのノウハウを持っており、どんな分析ができて、どんなアウトプットができて、どんな費用対効果が得られるのかをクライアントへ伝えていました。


もう1社は、「弊社にはこんな優秀な人材がいて、過去にはこんなプロジェクトに携わってきて、こんな分析もあんな分析もできる稀有な人材です」という人物主体の提案を行なっていました。どんな費用対効果や業務効率化といったベネフィットが得られるのかを示す資料はありませんでした。なお、その優秀な人材は、プロフェッショナル人材の紹介会社から紹介された方で、その会社に所属してはいません。業界的には、あまり好きな言葉ではありませんが、”人材の調達”というのでしょうか。

 

ちなみに、わたしは、後者の会社さんと協働体制にあり、担がざるを得ない立場で、かつデータ分析の対象となる業界に知見はまったくない門外漢だったので、提案やプレゼンはその会社さんに任せざるを得ませんでした。ようは、クライアントとその会社さんのブリッジ役に過ぎないということです。この時点でたいして面白くない…苦笑

  

さて、結果はどうなったのでしょうか。想像通り、前者の会社に決まりました。クライアントからこっそり、決め手をうかがうと、前者は何が出来て、どんなアウトプットが出せるのかがわかりやすかった。もちろん、バックに相応の技術やノウハウを持つ人材がいることもわかっている。

 

後者は、優秀な人材であることはわかるが、優秀かどうかは実際に参画してもらわないと分からない。分析手法もアウトプットの仕方も正直なところ良くわからない。そもそも判断材料が不明瞭なため、判断し難いのは否めない。そのため必然的に前者となりました…とのこと。さらに加えていうなら、結局手を動かすのは、外部から招き入れた(調達した)人材となるため、後者の会社に分析ノウハウがそもそも存在するのかどうかも疑わしい…とも。

 

件名の趣旨から若干ずれたかもしれませんが、数字や図表で可視化することは、やはり大切だと思うのです。言葉で伝えれば、わかってくれることはない。「あ」といえば、「うん」と呼応してくれることもない。特にビジネスの世界ともなれば、根拠となるようなデータやそれを示すビジュアルがなければ、ネガティブに判断されることは否めない。そう改めて感じる今日このごろです。

 

今この瞬間も、世界の至るところで商談やプレゼンが繰り広げられているかと思います。少しでも勝率を高めたいのであれば、誰かを説得したいのであれば、口頭で伝えるべしゃり力(りょく)も必要なのでしょうが、人は視覚的な印象で物事を判断する確率の方が圧倒的に高いもの、と理解して準備を進めるべきなのかな、と思います。可視化する作業は、調べて、図を作り、表を作り、と面倒くさいものですが、手を抜かず仕上げるべきだと思います。

 

外資は、パワポ禁止で、A4用紙1枚ないしは数枚で説明用の資料を作りなさい、と言っていますが、それを額面通りに受け取っては無事●亡です。少なくともわたしは、今回の件を間近で見てそう感じた次第です。

 

 

 

 

 

健康のためにと開脚ストレッチするも、ぎっくり腰になった件

お題「#おうち時間

 

緊急事態宣言から数週間後、わたしの所属する会社にもテレワーク制度が導入された。電車やバスに乗らない日々というのは、それはそれで嬉しいものだが、会社に行かねばつながらないシステムやら申請やらがあるため、たまに出社はしている。当初は、出社した方が生産性は高いのでは?と思っていたが、数週間続けて思ったのは、在宅の方が効率が良い。良すぎる。会議もリモートで時間を決めて、さっと追われるし、差し込み業務で集中力を乱されることもない。ちょっとした相談事や報告は、チャットでさっと終わるし、ということで良いことずくし。新コロ収束後も、テレワークは継続してほしい。

 

さて、在宅となると、当然自宅で過ごす時間が圧倒的に増える。たまに走ることもあるが、運動に費やす時間はすごく減っていることは間違いない。なにもしなければ、当然デブまっしぐら。腹や太もも、顎には招かれざる脂肪がやってきてしまう。人間は易(やす)きに流れるそもそも怠惰な動物なので(でしょ?)、身体活動をサボろうとすればいくらでもサボれてしまう。

 

ということで、毎日運動することにしている。が、外出してのランニングは、まだ若干怖い気もするため、室内での運動に限っている。では、何をするのかというと。

 

HIIT(高強度インターバルトレーニング

※下記動画参照(適当にピックアップ)


15 MIN FULL BODY HIIT WORKOUT - burn lots of calories / No Equipment I Pamela Reif


Brutal HIIT Ladder Workout - 20 Minute HIIT Workout at Home


HIITと腹筋。1日15分で美しい体を作る。道具なしの筋トレでダイエット。


【地獄の4分】マンションOK!飛ばないHIITトレーニングで全身の脂肪をごっそり燃やす!短時間の脂肪燃焼筋トレでダイエット!家で一緒にやってみよう

 

3年ほど前から毎週末の早朝、新宿二丁目バー界隈にある某スタジオでこのHIITを行なっているのだが、これを開催しているスタジオも現在閉鎖となっているため、必然的に自宅で行なうことになった。といっても、平日の早朝は家族がまだ寝ているため、畳一一畳のスペースでできるものではあるが、おそらく安眠を妨げることは必至と考え、HIITを行なっている事業者のプログラムには参加していない(というか参加できない)。なので、朝ではなく夜のゴールデンタイムの時間帯で、You Tubeのトレーニング用BGMなどを聞きながら、このHIITを行なっているのだ。

 

さて、トレーニングをしていると、身体を柔らかくしたい、180度開脚したい、という欲もなぜか湧き上がってくるもので、激しい身体活動後にストレッチを行なっている。そしてそれはある日突然やってきた。

 

その日(といってもこの記事を書いている2日前くらい)も開脚し、左右に前方にじんわりと身体を倒していたのだが、右の背中にビキッという激痛が走ったのだ。あ、やってしまった…と思ったのは間違いない。立ち上がれるのは立ち上がれるが、いわゆるギックリ腰になってしまっていたのだ。幸い耐えられない痛みではないので、普通の生活は送れてはいるのだが、イスから立ち上がるたび、床のものを拾おうとするとき、洗濯物をとりいれるときなど、日頃の何気ない動作に痛みがセットとなってしまった。もう朝から晩まで、「アイテ!イテ!アタタタ!」とか動くたびに発している。

 

今回定期的に運動をしていても、けっこう激しいトレーニングをしていても、ギックリ腰はなるときはなるのだな、と思った次第。まさかストレッチでなるとは思っていなかったが、ちょっと無理して調子に乗って伸ばそうとしすぎたのかもしれない。無理せず、もっと緩めにやればよかったと少々後悔。ちなみに、そんな痛みを我慢しながら、ギックリ腰後もできる範囲でHIITは続けていたりする。イテテといいながら(笑)。おそらく、ド○体質なのだろう。

 

やっぱり営業を学ぶならキーエンスを参考すべしと思ったが、これすっごくしんどいことへのチャレンジとも思った次第

某大手グループ会社に営業職として転職して、早くも1ヶ月が経過。営業体制が整っていない、組織の士気が低い、ビジョンがよくわからん…などなど、入社前後のギャップは多分にありますが、とくだん意気消沈しているわけではありません。

 

営業組織を、ある意味ゼロから立ち上げなければならない、という重大な任務を課されたわけですが、さあ、これからどう作っていこう、と日々頭をフル回転させているわけです。営業リストもない、テレアポスクリプトもない、営業管理のやり方もない…いったいこの会社はどうやって顧客管理や新規を増やそうとしていたのだろう、と胸のざわつきは多少ありますが、心機一転とでもいうのでしょうか、改めて営業について学ぶことにしました。

 

書店にいけば、勝率を上げる商談とは、相手を魅了する話し方とは、勝てるプレゼン資料はこれだ!とか、プレゼンの極意とか、いわゆる顧客と接触したときのノウハウについてうたう書籍はたくさんあるのですが、なんか違う。営業組織をゼロから立ち上げるためには、訪問(商談)前のプロセス、すなわち顧客接触をとにかく増やさないことには話にならない。なぜなら、お客さんの要望や課題を知らないことには、提案も戦略も立てようがないからです。

 

つまるところ、営業リストをつくって、とにかく計画的に電話をかける他ないのですが、この営業リストの作り方や見込み客となりそうな訪問対象企業の絞り方、テレアポスクリプトはもちろん、電話の段階でどこまで深ぼるべきか…などなど、営業の基礎中の基礎をもういちど復習しておくべきだ、と思って参考書籍を探したわけです。Amazonで、ですがね。

 

そして、見つけたのが、この本。やっぱり、キーエンス出身者の方が著者でした。詳しくは、この本に預けることとして、営業組織をゼロベースから作らねばならないことになった我が身としては、この本にかかれていることを徹底していこう、と思ったのでした。為になると判断した箇所は、全てマーカーもしましたし、付箋も貼ったりもしました。といっても、実行しなければなんの意味もないんですけどね。

 

誰でも売れる「プロセス思考」営業術

誰でも売れる「プロセス思考」営業術

 

 

ちなみに、著者いわく、営業としてやるべきことをやっていない企業や人は、8割にものぼるそうな。営業としてやるべきこととは、電話する、アポをとる、ニーズを確認する、売れそうな客、買ってくれない客を早く見分けるなど、ごくごく基本的なことを指します。そういえば前職時代も、いつの間にかこうしたプロセスがおろそかになっていたな…と読後に思わされました。さて、週明けからとにかく実行していこうかな、と。心折れそうな気もしますが(汗)。

この世は見て見ぬふりと、喉元過ぎれば熱さ忘れるで成り立っている

www3.nhk.or.jp

 

誰よりも勉学に励み、誰よりも点数にこだわり、誰よりも時間の使い方にこだわってきた。それが医学部に進んだ学生たちだと思いますが、卒業後に待ち受けているのがこんな世界だというのは残酷すぎて言葉も出ない。彼、彼女たちが不憫でなりません。

 

とくに、えぇ…と思ったのは、

1960年代には大学の医局の権力構造を象徴する問題として学生運動のきっかけにもなりましたが、国はその後、若手医師の処遇は改善されたとして、長年その存在を否定してきました。

平成24年に行われた調査でも「無給医は存在しない」としています。

しかし、ことし1月から文部科学省が全国108か所ある医学部と歯学部の付属病院を対象に調査したところ、無給医が今も存在することが確認できたということです。

のくだり。そんな昔からわかっているくせして、無休医は存在しない、と言い続けてきたのか、と。学生運動に発展したともなれば、それなりの大事件であるはずです。でも、医師会も国(文科省とか厚労省とか)も各大学病院や総合病院も黙殺してきたのですから、その裏には我々には預かり知らぬ大きな力が存在することがうかがえます。

 

医局は教授を頂点とし、准教授、講師、助教と連なるピラミッドのような構造となっていて、最も下に位置する大学院生や医局員などは、医師として診療にあたっていても無給だったり、わずかな給与だったりすることがあるということです。

 

このくだりからから、医局(大学病院とか総合病院など)には、どうみても搾取構造がはびこっていたと言わざるをえません。端的にいえば、かなり穿った見方かもしれませんが、経験も実力も発言力もない若い連中は、君のためだから、成長のためだから、いや、先輩はみんなこの道を通ってきてから、といっておけばただで働くだろう、そしてできる限り経費を浮かして病院経営のために(お偉方のために?)役立てよう…ということだと言えるのではないでしょうか。

 

なぜ、何十年もこのような事態が存在し続けているのに、大きな問題にならなかったのか疑問ですが、労働にはしっかり対価を払うべきだと言えるでしょう。この当たり前が是正されず、慣習だから、という意味不明な理屈でこの状況が何も変わらなければ、この状況はこの状況であり続けてしまうのです。毎年研修医として送り込まれる若手医師の皆さんが、こうした状況におかれても、この苦行?理不尽?搾取?ともいえる時期を乗り越えれば、あとは特に問題ないから、まあ、いいや、と思ってしまうと、何もかわらないのです。

 

人の命を預かるお仕事なのですから、見て見ぬふりと、喉元過ぎれば熱さ忘れるが良しとされる環境は一刻も早く改善されるべきではないでしょうか。医師の世界がこうであるならば、他の世界も似たような構造が存在しているのではないか、と。たとえば、研究者の世界など。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話

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医者の本音 (SB新書)

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